猫と長く生活している男

人生で猫と長く過ごしてる。
さっき計算してみたけどたぶん27,8年ぐらいは猫といる生活。
今住んでる猫合わせて合計4匹と生活してた。
猫について色々書いてみる。

実家で猫飼ってたんです。
きっかけは俺が小5の時にオスの子猫の捨て猫見つけた。
家で飼っちゃダメと言われてたから、近所回って
「猫飼えませんか?」
と聞いた。
でもどこもダメ。
そのまま家帰ったら猫飼う事許してくれた。
猫飼ったきっかけ。

実家はたぶんだけど
「犬派」
だったのよ。
小3までは家に犬がいた。
だから10歳ぐらいまでは犬飼ってた。
そういうのもあって最初は猫飼っちゃダメとなってたんだと思う。

小6の時に家の裏に猫の子連れが来た。
生まれたばかりの赤ちゃん3匹とその親猫。
エサあげたりしてた。
でもさすがに全部飼えないから母が子猫貰ってくれる人見つけて3匹とも貰われていった。

残った親猫は可哀想なのもあってうちで飼うことになった。
家に2匹猫いる状態。
外に出るの自由にしてた。
だからトイレの準備とか片付けとかはする必要はない。
そのかわりノミはいっぱいいた笑。

メス猫の方が甘えんぼで、よく俺と一緒に寝てた。
オス猫の方がツンとした感じ。

22の時に親が離婚して実家がなくなった。
そういうこともあり、それ以来猫とは会ってない。
弟はその後この2匹の猫と住んでたから時々状況は聞いてた。
仕方ない事なんだけどね・・・
でもこれがきっかけで
「猫飼う時は自分で最後まで面倒見たい」
と強く思った。

たしか俺が25歳の時に俺が部屋にいると外から
「み~~み~~」
と子猫の泣き声が聞こえた。
その泣き声がだんだんと大きくなり、家のドアが開く。
すると母が抱えていた段ボールに子猫がいた。

話聞くと当時の弟の彼女から母親に連絡があったらしい。
「子猫がいるので飼いませんか?」
と。
それで母が猫を迎えに行って家に連れてきた。
白黒のオス猫。

そしてそのまま飼うことになった。
色々あってこの猫は家猫にすることになった。
「外出れないから可哀想だな」
とも最初思ったけど、最初から家猫にしてると猫もストレスはないみたい。
逆に外から人が来たりすると凄いビビる。
それも仕方ない事ではある。

そんで29の時に母が倒れた。
それ以降の世話は俺がすることになった。
母が家にいなくなったこともあり、それから猫が俺に対して凄いくっつくようになった。
ほぼ毎日一緒に寝るか、くっついて寝てるか、同じ部屋にいるような感覚。

母が家で過ごすようになってからは母にくっついていた。
これ・・・凄い安心できるのよ。
俺が外出や仕事行くとどうしても母は一人になる。
でも猫がいるだけでも、その不安は結構消える。
・・・思い出すとまだ辛いんだな・・・
まだ苦しくなってくる・・・・

母が亡くなった。
それ以降は俺と猫だけ。
家で辛くて放心状態の時でも猫は俺の近くにいた。
大体腕枕。
24時間家にいる時は23時間ぐらいくっついてた。
(トイレと風呂の時以外はずっと一緒。
猫飼ってる人なら経験あるかもしんないけど、トイレ入っててもトイレのドアの下から手を入れて開けようとするのよ笑)

オス猫なんだけどなんか性格がメスっぽい猫だった。
なんかいつもべったりだった。

嫁が家に来る前に1回うちに泊まった。
1番の目的は
「猫大丈夫かな?」
と言う所。
タバコと同じなんだけど
「猫ダメな人は無理」
なのね。
しかも嫁の場合はうちに住む予定。
「猫は無理」
と言われたらもうどうしようもないのよ。
猫は捨てられない。

結論から言うと嫁は猫ほぼ大丈夫だった。
今まで嫁は猫飼った事もなく、あまり触れたこともなかったみたい。
びっくりしたのは
「猫って感情あるの?」
と聞かれた事。
今でも嫁と時々この話してからかうけど
「猫って感情ないよね」
と俺が言うと
「凄い感情あるよ」
と言い返してくる笑。
飼うとわかるけど猫は感情豊かなのよ。

ただうちに住んでしばらくしてからわかったことなんだけど、嫁は
「猫アレルギー」
なのね。
何かの検査したついでに猫アレルギー調べたら
「猫」
のアレルギー欄がかなり強かった。

家猫だから大丈夫ってのも大きいんだと思う。
外出てないとノミはいないし。

後でまた書くけど嫁は猫好きになりました。
それは一緒に住むうえでとても大事な事。

5年前位だね・・・
この猫亡くなっちゃったの。
最後の数日は苦しそうだった。
俺はずっと猫といた。
俺の布団で腕枕して猫が苦しそうにしてた。
おしっこも漏らしちゃうのよ。
この1年半前位に一度この猫は両足マヒの様な状態になった。
その状態でも泣きながらトイレに行っておしっこしようとしてたの。
そん時涙出たし、介護の大変さは本当にわかってるけど
「この猫最後まで守ってやろう」
とは決めた。
医者に行って血液の流れよくする薬飲んだら少しずつ良くなったのよ。
ジャンプは出来ないけど、歩くくらいは普通に出来るまで戻ってきた。

そんな猫がおしっこ漏らしちゃうのね。
可哀想でね・・・
猫のおしっこってアンモニア臭凄いのよ。
でも・・・それは仕方ないでしょ。
「いいんだぞ」
と猫に言った。
それと
「仕事・・・行くかバカ野郎」
って気持ちだったよ。

最後看取る事出来た。
嫁はパニくってたよ。
尋常じゃない声で泣いてた。

その後少しして火葬にした。
火葬は・・・辛い・・・ていうか辛すぎる。
なんか崩れるんだよね・・・
もう人生で可能なら立ち合いたくない。
書いてて辛いな・・・

こんな言い方するのよくはないんだけど、
「ほっ」
ともしたの。
「責任果たせたな」
とも思った。
母がこの猫連れてきた。
当時の母からすれば自分で育てて自分で看取る、と言う思いで連れてきた猫。
(そういう人なのね)
でも仕方ない事だけど、それは出来なかった。
「俺の義務」
だと思ったの。
この猫最後まで責任果たすのは。
「何があろうと」
とも思ったよ。
特別な思いあった。

その後は猫いない生活。
飼いたい気持ちもあるっちゃあるけど、こんな出会いやってる俺ではあるが
「新しい猫来たら前の猫に悪い」
と言う気持ちと
「もう責任負いたくない」
と言う気持ちがあった。

2年ぐらいして嫁の友達から嫁に
「猫飼わない?」
と連絡が来た。
三毛猫の子猫。
なんか車の下でおっさんに石投げられてた猫らしい。
(本当みたいよ笑)

嫁に
「飼っていい?」
と聞かれた。
嫁は俺の考えや前の猫に対する思いとかは本当によく知ってる。
俺は・・・わかんなかったの。
決められなかった。
だから
「任せる」
「どっちでもいい」
と言った。

その猫は今家にいる。
もう4年目になるかな・・・
元気よ。
メス猫だけどなんか気が強いオスっぽい性格。
撫でられるのは好きだけど、一緒に寝るのとかは嫌そうな感じ笑。

ざっくりとだけど俺と猫の歴史書いた。
長年猫と過ごしてる。
家にいるのが当たり前な感覚もある。

こっからは普通な話と笑える話を書く。
猫は飼うのがラクではある。
基本エサとトイレと水に用意しておけば後はほぼ寝てる笑。
そのかわり家のクロスとかは・・・ぼろぼろになるよ。
子猫の時は特にそうなんだけど、まあ家の中ひっかくひっかく。
そんで俺はそういうのを現行犯で見つけた時は怒ります。
まずは
「怒鳴る」
のね。
「こらっ!」
と怒る。
そんでその後も直らない場合は俺は
「ぶつ」
のよ。
(猫にも女にも暴力振るう男なんだよね笑)

「現行犯の時だけ」
にしてる。
というのも猫は忘れちゃうのよ。
クロスボロボロにしても時間たてば
「なんのこと?」
という顔する。
(目の奥では少し覚えてる顔してるけど笑)

ちょうど俺が見てる時に引っ掻いた時は
「こっちこい」
と言うのね。
まあ来るわけない笑。
俺の雰囲気察知して逃げるのよ。
押入れの奥とかに逃げ込む。
それを掴まえて、猫掴みしてクロス引っ掻いたところに移動して頭を何回も何回も叩く。
(もちろん加減はする)

言っても聞かないんだもん。
だからぶつようにしてる。
それ繰り返すとだんだんとやらなくなるようになる。
昔からずっとこのやり方。

そのかわり感情でぶつ、イライラしてるからぶつ、とかは絶対にしない。
それはやっちゃダメでしょ。
それはただの暴力。

猫も
「悪い事してる」
ってのはわかってるのよ。
そんでこれやると怒られるってもわかってる。
でもやっちゃう笑。

女性からすると共感できないし、なんだかんだで暴力ではある。
今の時代にそぐわない。
でも俺は猫何回も言って直らない時はぶつようにしてる。

それでも甘えてくるよ。
そういう時以外は基本頭撫でるか、首辺りを掻いてあげてる。

あと前飼ってた猫は亡くなった日が俺の誕生日なんです。
凄いよね笑。
365分の1を当てた。
この事実はさすがに運命感じる。
なので誕生日の日はまずこの猫の事思い出すよ。
嫌な気分じゃない。

それとこの前の猫は当時付き合ってた弟の彼女が見つけてきた。
「別れたらどうすんだろ?」
と思ったこともある。
(捨てる気はなかったけど)
結局この彼女はそのまま弟の嫁さんになったので特に問題もなかった。

今飼ってる猫は
「虫食う」
のね。
小さい蛾とかをつかまえて食べちゃうのよ。
上手そうに笑。

それまで飼ってた猫は虫食わなかったから
「まじで?」
と思った。
身体は健康そうなので、最近は
「まあしゃーないか」
と思うようになってきてる。

オス猫、メス猫の性格はよくわかんなくなった。
実家にいた猫は
「オスがツンツンしてる」
「メスが甘えてくる」
という感じだった。
でもうちの場合は
「オス猫が甘えてくる」
「メス猫はツンツンしてる」
という感じ。
猫によって性格は様々だな、とよく思う。

あと猫飼ってる人それなりに多いんじゃないのかな、と思うけど
「カリカリ食べ過ぎると吐いたりしませんか?」
カリカリって猫の餌の事ね。
「カリッカリッ」
というような音するの、猫食べてる時に。
最初はカリカリ食べるんだけど、だんだんと
「飲みこむ割合」
が高くなるのか、以前ほど音がしなくなる。
そして吐くのよ。

今日もそうだったけどリビングに吐いた後ありました笑。
前の猫もそうだったけど、家の中にはよく猫の吐いた跡がある。
まあ慣れっこなんだよね。
ティッシュでくるんで掃除してる。
(こういうのはたぶん嫌な人嫌だと思う。
クロスボロボロになるのとか含めてね)

猫は面白いよ。
良くも悪くも基本
「マイペース」
なのね。
忠実じゃないの。
バカなのよ笑。
そんで
「悪賢い」
のもある。

刺身食べる日とか面白いよ。
匂いで反応するのね。
刺身乗ってるテーブルの上にジャンプしてくる。
前の猫は
「まぐろ」
が好きで、マグロの時はニャーニャー鳴いてた。
(「くれ」と鳴く)
今の猫は変わっててあんまりまぐろ好きじゃないのよ。
そのかわり
「かつお」
が超好き。
あと
「さしみについてる大根」
が凄い好き。
(大根好きみたいなんだよね・・・)

甘え方とかも猫によって違う。
前の猫は俺の腹の上に座って鼻舐めるの好きだった。
あと腕の所に倒れこむように横になるのが好きだった。
今の猫は大体リビングのソファーにいるんだけど、俺見かけると腹見せて手を右左右左と動かしながら甘えてくる。

あ、忘れてた。
今回の1番のテーマは
「ブログの上にある猫のイラストの説明」
なのよ。

このブログのあのイラストはフリー画像から探してきて使った。
前の猫が白黒だったの。
雰囲気それなりに似てたからあの絵にした。
前の猫が生きてる時から使ってる。
そういうのもあってなんか変えられなくなった。
俺の中ではこの猫に
「人生応援してもらってる」
という意味合いであの絵使ってる部分が大きい。

新しいブログの方は
「前の猫と今の猫」
をイメージしてる。
これもフリー画像で見つけた。
(白黒と三毛猫の組み合わせ見つけるの難しかった)
両方の猫が会う事はないし、会ったとしてもたぶん仲悪い気がするけど笑、俺なりに
「仲良くやってくれ」
みたいなイメージであの絵にした。
あと今の猫の名前は前の猫の一部つけた名前にしてる。

猫いる生活が俺にとって
「普通」
な感覚です。
さっきも書いたけど、猫飼うことは俺の中じゃ決められなかった。
嫁に決めてもらった。

まあ猫といると楽しい事多いよ。
猫好きなのかどうかはわかんないけど、猫と長年住んでる男です。